- お悩み投稿
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いくとんさん・30代前半
- お子さん
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長男3歳7カ月、次男1歳7カ月
子どもを愛せているのか不安
3歳と1歳の男の子のママです。上の子が産まれた時から、子どもを可愛いと思えず、ちゃんと愛せているのか不安でたまりません。二人目は仕草など、ふとした時に可愛いなと思うことはありますが、友達や有名人がSNS等で「うちの子こんなに可愛いんです」「この顔たまらん♡」というような投稿を見ると、そう思えない自分に違和感を覚えます。もっと親バカになって、可愛いって思いながら子育てしたいのに、なんで出来ないのか毎日苦しいです。また、ストレスが溜まっているのか、その不安からか、最近上の子に手をあげてしまったり、精神的に追い詰めるように怒ってしまいます。虐待になっているんじゃないかという不安もあります。こんな自分から抜け出して、にこにこママでいたいのに……。
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Q子どもを可愛いと思えず、愛せているのか不安です。
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A可愛がることだけが愛ではありません。愛情は子どもの意見を尊重し、認めることで伝わります!
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気軽に他人の育児の様子が覗けるSNS。便利で参考になる一方、必要のない情報にまで振り回されてしまい、ママたちの息があがり、苦しくなることもありますよね。
相談者さんは「子どもを愛せていないのでは」という不安を抱えていらっしゃいますが、まずはちょっと子どもから離れた質問をしてみたいと思います。
- ・ご家族との関係はいかがですか?
- ・ご自分の育ってきた環境はどんなものでしたか?
- ・ご両親との関係はいかがですか?
- ・毎日ちゃんと眠れていますか?
- ・3食、食べられていますか?
- ・疲労はたまっていませんか?
- ・悩みを相談できる人は身近にいますか?
- ・自分や子どもたちを、他の誰かと比べていませんか?
私は、幼少期に親戚から人と比べられ傷ついた経験をしました。そのことから、誰かの下にならないように、誰かより劣らないようにと頑張った時期がありました。
長女が生まれてすぐの頃、私はかつてのそんな経験から、「いい母親」になろうともがきます。―――でも、心は悲鳴をあげました。
私は自身の寂しかった経験を糧として子どもたちが「自分は愛されている」と感じるのはどういう時なのか、ということに心を寄せてきたように思います。
このように「愛せない」というお悩みひとつとっても、その理由は千差万別です。 私がここまで書いたものは、私が相談者さんからの文章を読んで思い当たることを想像したものにすぎません。
もしかしたらこれ以外にも、本当の理由はあるかもしれません。 - 愛することへの一歩①
他の人と自分を、他の子どもと自分の子どもを比べない! - 愛することへの一歩②
子どもはひとりの人間。言葉に耳を傾け、思いを尊重し認めよう!
相談者さんの心の中に、どんな苦しさの種が埋まっているのかをここで探し当てるのは難しいことですが、お悩みを読んで、ひとつ気になることがありました。
それは、自分が子どもを愛しているかどうか(大切に思っているかどうか)の判断基準を、どこに置いているのかな?、ということです。
もし、有名人を含めた他の人と比べて、自分は子どもを愛していないのではないかと思ってそんな自分に自信を無くし、子どもたちにも強く当たってしまっているのだとしたら……。
その誰かと比べる愛とは、そもそも誰のためなのでしょう。
愛するということは単に可愛がればいいというものでは、ないはずです。
愛し方は人それぞれ。愛の形は人それぞれです。

子育ての中でも、愛の形は変わります。
子どもをただただ「可愛い、可愛い」と可愛がり、甲斐甲斐しくお世話をすることが愛することである時期もあります。
でもそれは、子どもに自我が芽生えるまでのほんの1〜2年ほどのこと。
自我が芽生えた後の子どもは、もう立派なひとりの人間です。親と違うものを好きになり、自分のやりたいことをきちんと主張します。
このくらいの時期から、愛することは「可愛がり、お世話をすること」から、「尊重し、認めること」へと変わっていくのです。
愛されることは、認めてもらうことです。
言ったこと、思ったことを認めてもらえた時、人は自分の存在そのものを認めてもらえたという、大きな愛を感じることができます。

愛することは、認めて尊重すること。
「他人から見て分かりやすく可愛がること」が子育てではありません。たとえ誰かのような「可愛がり方」ができなかったとしても、子どもの思いを尊重し、子どもの言葉に耳を傾けることができているのであれば、子どもは十分に「愛してもらった」と感じるはずですよ。

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LICO(リコ)作家/子育てアドバイザー
- 「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」のタイトルで40,000 人以上の読者を持つ、京都在住アメーバオフィシャルママブロガー。 「子育てを大変だと感じる本当の理由」「夜泣きするきみへ」「ママの毎日」などの記事が爆発的な人気となり、シェアがネット上で120 万を超えるなど、その等身大の育児観は圧倒的な共感を呼ぶことに。 4人の子どもを育てながら、講演活動、育児雑誌や育児サイトなどへの記事連載など幅広く活動している。