- お悩み投稿
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かずままさん・30代前半
- お子さん
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長男1歳4カ月
物を投げたり、人に当たる子
1歳4カ月の息子は最近、我が強くなってきて、気に入っている物は頑なに離さないし、気に入らないことがあると物を投げます。慎重派で人見知りな性格なので、今のところ私にだけですが叩いたり髪を引っ張ったりもします。そういう時には、すぐに「イタイイタイだからダメだよ。ヨシヨシしてね」と言うようにしているのですが、ヨシヨシした後にすぐまた叩いてくることもあります。保育園で他の子にも叩いたり、物を投げたりしないか不安です。
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Q人に対して物を投げたり、叩いたりするのをやめさせるにはどうしたらよいでしょうか?
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A言葉で伝えることが難しい時期。子どもの行動の背景にある、本当に伝えたかった気持ちを探り、共感してあげましょう。
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1歳4カ月、自我が芽生えて自己主張ができるようになってきたのですね。自己主張ができるというのはとても喜ばしい成長ですが、親が対応に困ることも多々ありますよね。ですが、子どもの抱えている気持ちを理解できれば、子どもの行動の見え方も変わるはずです。今回は、そんな子どもの気持ちへの寄り添い方についてお伝えします。
子ども全体に言えることですが、とくに2歳までの子どもは、自我こそ芽生えれど、自分の気持ちを上手に伝えることがまだできない時期でもあります。
「いやだ」「さみしい」「かまって」「痛い」「恥ずかしい」「悔しい」「悲しい」という、言葉にならないたくさんの想いを、言葉以外の伝える手段として手や足、体を使って一生懸命表現しています。わかって欲しいのに、それを上手に伝えることができず、子ども本人も苦しいのです。- 物や人に当たる子の対応その①
まずは子どもが起こした行動の背景にある、子どもの気持ちを考えてみよう!私たち大人は、今子どもが起こしたことに意識が向いて、その行動に対して「よくないよ」「それをしたら痛いよ」と声をかけてしまいがちです。
もちろん、今子どもが起こした行動によって「こちらがどんな気持ちになったか」や、「これからこうしようね」と代案を提示することはとても大切なことです。
でも、まず見てあげてほしいのは、今の行動ではなく、子どもの今に繋がっていた、ほんの少し前の子どもの気持ちです。理由もなく、子どもは行動を起こしません。意味もなく人を叩いたり、物を壊したりしないのです。
悪意なくペチペチと人のほっぺたを叩く赤ちゃんでさえ、「音が鳴るのが面白い」「感触が気持ちいい」「ママの反応が嬉しい」など、好奇心を含むたくさんの理由を持っています。今起こした行動の評価(いい、悪い)や、未来への提案(こうしようね)ではなく、どうしてこのような行動をしたのかという子どもの姿や気持ちを、ほんの少しビデオを巻き戻すように見てあげて欲しいのです。そうすると、こちらの声のかけ方もぐっと変わってきます。
- 物や人に当たる子の対応その②
子どもの気持ちに寄り添い、物や人に当たらなくて大丈夫だよと根気強く伝え続けよう!子どもの気持ちがなぜそんな行動に繋がったのかは、「どうしたの?」「何かいやなことあったのかな?」と尋ねてみることで知ることができます。
お子さんは1歳4カ月なのでまだ上手におしゃべりができないかもしれませんし、言葉でのやり取りは難しいかもしれません。ですが、ママが、叱る前に自分の気持ちに寄り添おうとしてくれた、という姿は子どもに伝わります。「もしかしてあれが嫌だったのかな?」
「うまくできなくてイライラしたんだね」
と、気持ちに寄り添った後、「でもね、投げなくても大丈夫だよ。ママちゃんとあなたの嫌だった気持ちわかってるよ」
と、物や人に当たる行動で自分の気持ちをぶつけようとしなくて大丈夫なんだよということを、伝え続けてあげてください。
目の前の行動だけをとがめても、そこに至る気持ちを無視してしまっていては、子どもは「自分の気持ちをわかってくれない」という寂しさや不満を抱えたままになってしまいます。 「ママは自分のことをわかってくれている、わかろうとしてくれる、ママは何があっても僕の私の味方だ」、という気持ちが心の中にしっかりと根付いていけば、言葉の獲得、コミュニケーションの獲得と共に、物を投げたりする行動は徐々に落ち着いてくるはずですよ。
- 物や人に当たる子の対応その①

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LICO(リコ)作家/子育てアドバイザー
- 「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」のタイトルで40,000 人以上の読者を持つ、京都在住アメーバオフィシャルママブロガー。 「子育てを大変だと感じる本当の理由」「夜泣きするきみへ」「ママの毎日」などの記事が爆発的な人気となり、シェアがネット上で120 万を超えるなど、その等身大の育児観は圧倒的な共感を呼ぶことに。 4人の子どもを育てながら、講演活動、育児雑誌や育児サイトなどへの記事連載など幅広く活動している。