子どもの咳が続く場合や止まらない咳への対処法は?
冬は風邪を引きやすく、咳も強く出るようになります。子どもが眠れないほどの咳で苦しそうにしていたら、一刻も早くやわらげてあげたいですよね。この記事では、咳への対処法や咳が出やすくなる理由などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
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子どものつらい咳、夜に強くなる理由
子どもが眠れないほどの咳で苦しそうにしていたら、一刻も早くやわらげてあげたいと思いますよね。
咳は一般的に、日中は比較的落ち着いていて、寝入りばなや明け方に悪化することが多くみられます。- 夜は副交感神経が活発になり、気管支が狭くなるから
- 低い室温と、ふとんに入って温まった体との温度差で、喉や気管支が過敏になるから
- 横になると鼻水や痰が喉に流れ込み、刺激を受けるから
夜に咳が出やすくなる理由
そのほか、ふとんに付いたほこりなども影響することがあります。
痰がからんだ咳が出ているときは、背中をさすったり軽くたたいてあげて、痰が出やすいようサポートしてあげるのもよいでしょう。
子どもが不安にならないよう、落ち着いて対応してあげてくださいね。咳の対策
1.適切な温度と湿度に保つ
室温は20℃前後、湿度は50~60%に保つようにしましょう。
冬は気温差で咳が強く出ることもあるので、部屋を適度に暖めるのが大切です。加湿器などを使って湿度にも気を配りましょう。2.上半身を少し起こす
横になると鼻水が喉に流れて、咳が出やすくなる場合があります。クッションなどを使い、呼吸が楽になる角度に上体を起こして様子を見てもいいでしょう。
咳が落ち着いてきたら、平らな状態に戻して寝かせてあげてくださいね。3.こまめな水分補給
水分が不足すると、痰が出しにくくなり、喉も乾燥してしまいます。咳の合間に少量の水を飲ませるとよいでしょう。
咳以外の症状も要チェック
咳以外の症状も見逃さないようにしましょう。
- ・熱があるか
- ・どれくらいの期間、咳が続いているか
- ・呼吸の状態はどうか
【こんな症状に注意】
呼吸が困難だったり、眠れないほど咳込みが激しかったりする場合は、すぐに医療機関へ相談を。
熱でぐったりしている場合や、咳が1週間以上続く場合も、なるべく早く受診しましょう。また、咳には異物や痰を外に出す役割もあります。咳の原因はさまざまで、思わぬ病気が隠れていることも。安易に市販の咳止め薬を飲ませないようにして、早めに医療機関で診断を受けた上で、適切な薬を服用するようにしてくださいね。
事前の知識があれば冷静に対応しやすくなります。ぜひ参考にしてくださいね。