真夏のベビーカー、暑さ対策は大丈夫?熱中症に要注意!【保健師監修】
夏のベビーカー移動、どうしていますか?赤ちゃんや子どもを直射日光にさらさないようにと対策したことが、逆にベビーカー内の温度上昇に繋がってしまう場合もあります。この記事では、真夏のベビーカー移動の対策と注意点を解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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真夏のベビーカー移動に注意
真夏の気温は、地面に近いほど高くなります。
ほとんどのベビーカーは低い位置に赤ちゃんを乗せる部分があり、ベビーカー内の温度は大人が感じている以上に上昇します。赤ちゃんは体温調節機能が未熟。熱中症のサインを見逃さないよう、症状と対策を確認しておきましょう。
熱中症の主なサイン
- 元気がなくなる
- フラフラしている
- 顔が赤い
- 吐き気や嘔吐がある
- 身体が熱い
- おしっこの量がいつもより少ない、出ない
こんなときは要注意!
赤ちゃんの様子がいつもと違い、ぐったりして元気がないと感じた場合は要注意です。
身体を冷やしたり、水分補給をしたりしても症状が改善しない場合や、水分を摂ることができない場合は、すみやかに受診をしてください。対策と注意点①
背の高いベビーカーを選ぶ
地面からの照り返しの影響を受けにくくするため、座面が高い位置にあるベビーカーがおすすめです。
熱がこもらないようにする
日よけの幌(ほろ)を下げたり、紫外線対策としてタオルをかけたりすると、逆にベビーカー内の温度上昇につながる場合もあります。
風の通りを良くして、こまめに日陰に入ったり、タオルは薄手で熱を吸収しにくい素材にしたりなどの工夫をしましょう。
対策と注意点②
水分補給と休息はこまめに
移動の途中に涼しい場所での休息をはさみ、水分補給は量より回数を重視してください。
また、暑い場所で長時間ベビーカーに乗せて移動することは避けたほうがいいでしょう。
顔色や表情を確認する
子どもがベビーカーで眠っているときも、大量の汗をかいていないか、顔色は大丈夫かなど、こまめに様子を見るようにしましょう。
暑さ対策グッズでベビーカーを快適に
保冷剤、氷
タオル等で包んだら、ベビーカーのシートの隙間に入れてひんやり。
吊り下げタイプの温度計
ベビーカーの内側に取り付けて、こまめな温度チェックを。
ポータブルミニ扇風機
ベビーカーの内側に向けて送風。風がない日でも空気がこもりにくく快適に。
ベビーカー用のメッシュシート、ひんやり冷感シート
通気性のよいメッシュ素材や冷感素材のシートを取り付けて、汗をかきやすい背中側もスッキリ。
洗濯機で洗濯可能なタイプなら、自宅でお手入れができるのでいつでも清潔を保つことができておすすめです。夏場のお出かけには、ベビーカーの暑さ対策を忘れないようにしましょう。
ベビーカー移動中も子どもの様子を気にかけ、こまめな水分補給と涼しい場所での休息をとるようにしてくださいね。 熱中症対策をしっかりして、夏の暑さから身を守りましょう!