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ずんこ
- タイ在住の日本人漫画家、イラストレーター。 日本でマンガ家アシスタントなどを経験後、シンガポールのローカルアートスクールにてマンガの描き方を教える。現在はタイ・バンコクを拠点にマンガ・イラストの制作をしている。他にも、シンガポールやベトナムのイベントに、マンガ風似顔絵ブースで参加をするなど、マンガを通してさまざまな人達と交流していきたいと活動を広げている。
赤ちゃんは、大人と比べるとよくしゃっくりをします。特に新生児のしゃっくりは、大人から見ると苦しそうに感じることもあり、止めてあげたいと思うママも多いかもしれません。
しゃっくりは、あくびや咳、くしゃみと同じ呼吸器系の反射です。何らかの刺激で横隔膜が縮み、声帯が閉じることで、「ヒック」などの特徴的な音が出ます。自分の意思とは関係なく起こり、医学的には「吃逆(きつぎゃく)」と言います。
しゃっくりは横隔膜の刺激によって起こります。生まれたばかりの赤ちゃんは横隔膜が未発達で、ちょっとの刺激で反応するため、頻繁にしゃっくりをします。成長するにつれて、しゃっくりが発生しないようコントロールできるようになっていきます。
しゃっくりは赤ちゃんがお腹の中にいる頃から始まっています。妊娠中にお腹が一定のリズムでピクピク動くのを感じたママも多いのではないでしょうか。お腹の中の赤ちゃんがしゃっくりをするのは、羊水から喉や鼻に入った異物をとりのぞくためといわれています。
赤ちゃんがしゃっくりをする原因をひとつずつ見ていきましょう。
赤ちゃんが 授乳後によくしゃっくりをすると感じたことはないでしょうか。母乳やミルクを飲んで胃が膨らみ、近くにある横隔膜を刺激してしゃっくりが起こるといわれています。また、新生児は特に母乳やミルクと一緒に空気も飲み込んでしまうため、さらに胃が膨張してしゃっくりが出やすくなるという理由もあるようです。
おむつが濡れていたり、汗をかいてそのままにしたりすると、赤ちゃんの体が冷えます。新生児は体温調節機能が未熟なので、その冷えが横隔膜への刺激となってしゃっくりが起きる場合もあります。
赤ちゃんのしゃっくりは自然に治まるまで待ち、無理に止める必要はないといわれています。しかし、赤ちゃんが頻繁にしゃっくりをすると、どうしても止めてあげたいと感じるかもしれません。赤ちゃんに負担のないしゃっくりの止め方をご紹介します。
ゲップで胃から空気を出し、胃の膨らみを減らすと、しゃっくりが止まることがあります。
赤ちゃんのおむつが濡れている場合はおむつ替えを、汗が出ている場合は着替えさせましょう。さらに優しく背中をなで、冷えの原因をとりのぞいてあげることで、しゃっくりが止まることもあります。
「息を止める」「たくさん水を飲む」「驚かせる」「無理にくしゃみを出す」「耳を押す」などの方法を、大人がしゃっくりを止めたい時に試したことがある方も多いのではないでしょうか。大人と同じこれらの止め方は、赤ちゃんに使ってはいけません。しゃっくりを止めるためにうつぶせにすることは、SIDS(乳幼児突然死症候群)や窒息につながる可能性があります。絶対に避けましょう。
赤ちゃんのしゃっくりは、ほとんどの場合は自然に治まるため、心配しすぎる必要はありません。しかし、まれに薬の副作用や、アレルギー、逆流性食道炎などの病気の可能性もあります。
しゃっくりが長く続いても、多くの場合は心配いりませんが、いつもと様子が違うと感じたらすぐに受診しましょう。
赤ちゃん、特に新生児が小さな体を震わせながらしゃっくりをする様子は、見ていて微笑ましいですよね。けれど、頻繁にしゃっくりが出ていると、呼吸は苦しくないか、何か問題がないかと心配になるかもしれません。多くの場合、しゃっくりは自然に治まるのを待って問題ありません。どうしても気になる様子があれば、かかりつけの医師や自治体の窓口に相談しましょう。
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良かったねー‼︎
大変〜
これで安全に支障がでたら、どうするつもりなんだろうね国は、従来の10歳まででいいよ