- 対象期間
- 生後0日(産まれた日)~生後28日まで
マンガ「新生児」
新生児とは?新生児期はいつまで?
新生児とは
生後28日未満の子どもを「新生児(しんせいじ)」といいます。新生児は睡眠のリズムがまだ整っておらず、一日の多くを寝て過ごします。授乳や抱っこ、おむつ替え、沐浴や着替えなどのお世話をしながら、赤ちゃんと生活するリズムを作っていきます。
新生児期はいつからいつまで?
産まれた日を生後0日として、生後28日までの期間を「新生児期」と言います。新生児期は赤ちゃんがママのお腹を出て、外の世界に慣れていく時期です。そのため、基本的には病院と自宅で過ごし、外出はしません。外出ができるのは、1か月健診で赤ちゃんの発育に問題がないことが確認できてからになります。
新生児のからだと発達
1日25~50g体重が増えていく時期
新生児期の赤ちゃんは母乳やミルクを飲んでおしっこ・うんちをし、少しずつ大きくなっていきます。新生児期には主に体重の増減とおしっこ・うんちの回数をチェックしていきましょう。
体重の増減
新生児は胃が小さいことや、体から水分が抜けてしまうことで、産まれて数日後に体重が減っていくことがあります。これは生理的体重減少といわれ、体重の10%程度の減少であれば問題ありません。生後1週間ほどで減少が落ち着き、その後は個人差はあるものの、一日に25〜50gほど体重が増加していきます。
耳と目
新生児の目はぼんやりとしか見えていませんが、耳はお腹の中にいる頃から聞こえているため、産まれてからもママの声に反応します。
おしっこ、うんち
産まれてからおよそ24時間以内にするうんちを胎便といい、黒っぽい緑色をしています。母乳やミルクを飲み始めるとうんちの色も黄色っぽく変わっていきます。個人差はありますが、新生児期にはおしっこは一日に6〜30回、うんちは3〜10回ほど出ます。
原始反射
赤ちゃんが音に反応してびくっと両手を広げる動作を見たことはありませんか?これはモロー反射といって、原始反射のひとつです。原始反射とは、ある刺激を受けて筋肉が無意識に動く現象です。原始反射の多くは成長に伴って生後3〜4か月頃までに消失します。この時期にしか見られないので、動画で思い出を残しておくのもおすすめです。
新生児黄疸
新生児のうち約90%の赤ちゃんに、生後2〜3日に新生児黄疸が見られます。皮膚や白目が黄色くなりますが、多くは生後1週間から10日程度で自然に治っていきます。黄疸が長引く場合には病院での治療が必要な場合もあります。
しゃっくり
新生児期は、刺激によって横隔膜が痙攣しやすく、しゃっくりをおこしやすいといわれています。授乳も刺激のひとつとなり、母乳やミルクを飲んだ後にしゃっくりする赤ちゃんも多いようです。新生児がしゃっくりをすると心配になりますが、息が苦しくなるわけではありません。頻繁にしゃっくりをする場合でも、無理に止めなくて大丈夫です。
へその緒
退院したころは、まだへその緒がついていることが多いですが、生後1〜2週間頃にへその緒は乾燥して自然にぽろっと取れます。取れるまでの間はおへそを消毒するなどのケアが必要になります。消毒グッズは産院からもらえることが多く、沐浴の後、消毒液を綿棒につけておへそ周りを綿棒でなぞるようにして消毒します。
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新生児のお世話と一日のスケジュール
新生児期の一日は大忙しで大変⁉
新生児は昼夜に関係なく寝たり起きたりを繰り返し、一日15時間から20時間ほどを眠って過ごしますが、意外とお世話は慌ただしいものです。ママは妊娠、出産のダメージ回復に努める産褥期でもあります。新生児の一日のスケジュールを知って、無理をしないよう家族の協力を得ながら過ごしましょう。
※授乳のタイミングや寝ている時間は個人差があります。
授乳(母乳の場合)
新生児期の授乳は3〜4時間おきといわれていますが、母乳の場合はママの母乳分泌をうながすためにも、ほしがるだけあげましょう。母乳が安定して出るまでは産後2週間から1か月以上かかるといわれており、それまでは母乳を吸わせた後にミルクを飲ませます。追加するミルクの量や回数は出産した病院でたずねましょう。
授乳(ミルクの場合)
育児用ミルクは母乳よりも消化に時間がかかるため、量や回数が多くなりすぎないように気をつけます。ただし、ミルクの量や回数はあくまで目安です。哺乳の途中で赤ちゃんが眠ってしまったり、あまり飲みたがらない場合でも、赤ちゃんの体重が順調に増えており、排泄ができていれば心配ありません。
おむつ替え
おむつは授乳前や授乳後にチェックして、濡れていれば替えてあげましょう。授乳後は特におしっこやうんちが出やすくなります。新生児期はおむつ替えの回数が最も多く、成長にともなって回数は減っていきます。これは赤ちゃんが膀胱にためられるおしっこの量が成長につれて増えていくためです。
うんち
いつもよりうんちの回数が少なかったり、お腹が張ったり固くなったりしていたら、便秘かもしれません。母乳やミルクを飲み、元気に過ごしていれば自宅で様子を見て問題ありません。お腹のマッサージやオイルを付けた綿棒で浣腸し、排便を促しても便が出ない場合は、病院で相談しましょう。
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沐浴(もくよく)
新生児のうちは、ベビーバスなど個別のお湯で沐浴をしましょう。赤ちゃんはよく汗をかき、お尻がおしっこやうんちで汚れやすくなっているので、一日に一度は沐浴をしましょう。沐浴のタイミングは、赤ちゃんが寝ているとき、授乳前でお腹を空かせているときと授乳直後を避けましょう。
抱っこ
泣いた赤ちゃんがいつもお腹を空かせているとは限りません。授乳が十分でおむつもきれいなのに泣いている場合は、赤ちゃんは抱っこを求めているかもしれません。新生児期から首すわりまでは、首の後ろをしっかり支え、体に密着させるようにして抱っこしましょう。
遊び
音の出るおもちゃを目の前で振って見せたり、はっきりした色のおもちゃを見せたりすると、赤ちゃんが音に反応したり、おもちゃを見つめたりすることもあります。ガラガラなどの音が出るおもちゃ、布の絵本、メリーなど、色々なおもちゃで赤ちゃんとのふれあいを楽しみましょう。
お着替え
新生児期の赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできません。ベビー服は大人よりも1枚多く着せたり、上掛けをかけたりすることを目安にし、室温を一定に保ちましょう。また、汗やミルクの吐き戻しで汚すことも多いため、肌着は多めに準備しておくとよいでしょう。
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赤ちゃんが過ごす部屋の環境
赤ちゃんが快適に過ごせるお部屋の室温と湿度の目安は以下の通りです。
夏 室温:25℃〜28℃ 湿度:60%
冬 室温:18℃〜23℃ 湿度:60%
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まとめ
新生児期は赤ちゃんにとってもパパやママにとっても、共に暮らす生活に慣れていく時期です。特に初めての子育てでは、赤ちゃんのお世話に戸惑ったり、心配になったりすることが多いかもしれません。また、ママは妊娠、出産のダメージ回復に努める時期でもあります。まずは目の前の赤ちゃんをよく見て、ふれあい、心配なことは家族や出産した医療機関等に相談し、サポートしてもらいましょう。あっという間に過ぎてしまう新生児期。生まれたての可愛い赤ちゃんといっぱい触れあってくださいね。
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良かったねー‼︎
大変〜
これで安全に支障がでたら、どうするつもりなんだろうね国は、従来の10歳まででいいよ