- 対象期間
- 1か月未満~1年程度 ※個人差有
- 費用・価格
- おまる・補助便座:1,000~3,000円程度
トレーニングパンツ:400~1,000円程度
その他、必要に応じた道具の購入にも別途費用が発生
マンガ「トイレトレーニング」
トイレトレーニングは何歳から?いつから始める?
トイレトレーニング(通称:トイトレ)は、子どもがひとりで排泄を行い、おむつを卒業しパンツに移行するための練習です。「うちの子もそろそろおむつ卒業かな…?」と考え始めたら、子どもにトイレのことを話したり、絵本を見せたりしながら教え、おしっこやうんちの練習をしていきます。
トイレトレーニングを始める目安
一般的には2歳後半~3歳頃にトイレトレーニングを始める家庭が多いと言われています。トイトレの前提として、子どもの心身状態がある程度適した状態である必要があります。「開始が早ければ早いほどよい」「練習すればすぐにできる」というものではないため、以下の3つのサインを目安に始めましょう。
開始サイン①自分で歩くことができる
運動能力が発達し、自分の思いを行動に移せる状態になっているとよいでしょう。
自分でトイレに向かう、便器にきちんと座っていられる、などの行動をとりやすくなります。
開始サイン②簡単な言葉を理解できる
簡単な問いかけに対して言葉で反応することができる、「~を取って」などの簡単な指示を理解できる、2語文(ワンワン きた、ちっち 出るなど)が話せるといった状態になっているとよいでしょう。
開始サイン③おしっこの間隔が2時間以上空く
おしっこの間隔が2時間以上空き、膀胱がある程度発達している状態になっているとよいでしょう。
1〜2歳の間は、膀胱に溜まったおしっこが反射的に出てしまいます。脳と膀胱の伝達回路が発達すると、少しの時間おしっこを我慢できるようになったり、子どもが「おしっこをしたい」という感覚がわかったりするようになります。逆に言えば、膀胱がまだ発達していないとなかなかトレーニングが進みませんので、焦らずに時期を待ちましょう。
トイレトレーニング開始は春~夏がおすめ
春~夏は暖かい気候で薄着になるため、衣服の着脱がしやすくなるため、トイトレに適しています。また、もしお漏らしをしてしまっても洗濯物が乾きやすいので、ママ・パパへの負担も少ないというのも春~夏がおすすめの理由のひとつです。
トイレトレーニングの進め方
トイレトレーニングは、①知る、②慣れる、③体験する、④自分で動く、の4つのステップで進めます。
トイレトレーニングの4つのステップ
ステップ①「知る」~トイレを知ろう!~
まずは「トイレ=おしっこ・うんちをする場所」という認識を持たせましょう。トイレを題材とした絵本を読み聞かせたり、実際にママ・パパがトイレに行くときに一緒に連れていくなどして興味を持たせます。
ステップ②「慣れる」~トイレに座ってみよう!~
子どもを、おまるやトイレ、補助便座に座らせ、トイレに慣れさせましょう。最初はおむつを履いたままでもOKです。もし嫌がるようであれば、ステップ①に戻って、子どもの興味を充分に引き出してあげます。
ステップ③「体験する」~おしっこ・うんちをする感覚を覚えよう!~
実際におまるやトイレでおしっこ・うんちをしてみましょう。「トイレ行ってみようか?」と声かけをして、トイレに誘ってあげてください。おむつを履いたままする排泄とは異なる新しい感覚を、子どもが認識するようにサポートします。もちろん、子どもにとってトイレでおしっこ・うんちをするのは初めての体験で、最初はできないのが当たりまえです。できなくても叱らずに、気長に挑戦しましょう。また、次のステップに進む前に、排泄の体験を何度かさせてあげてください。
ステップ④「自分で動く」~自分でトイレを意識しよう!~
トイレでの排泄が何度か成功するようになってきたら、子どもは自分から「トイレ いく」「おしっこ したい」などの意思を示すようになってきます。家の中ではトレーニングパンツを履かせてみましょう。トレーニングパンツに漏らしてしまったときに、パンツが濡れて気持ちが悪いという感覚を覚えると、トイレに行く意識がより伸びていきます。
男の子と女の子のトイレトレーニングの違いは?
男の子のトイレトレーニングのコツ
男の子のトイレで気をつけたいことは、おしっこが便器の外に飛び散らないようにすることです。立ってする場合も、座ってする場合も、おちんちんに手を添えてするようにしましょう。パパやおじいちゃんなど、同性の方が教えてあげると、スムーズに進むことが多いようです。
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女の子のトイレトレーニングのコツ
女の子のトイレの場合は、うんちをしたときに汚れが尿道や膣に入らないようにすることが重要です。おしりを拭くときは前から後ろに向かって拭くようにしましょう。トイレを嫌がるときは、可愛い飾り付けをしたり、キラキラしたシールで気分を盛り上げてあげるとスムーズに進むことが多いようです。
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外出時のトイレはどうする?
初めは公園や子ども用トイレがある場所がおすすめ
家の中でトイレに行けるようになったら、外出先でもトレーニングパンツを履かせてみましょう。初めての場合は、公園や児童館などがおすすめです。失敗してもさほど問題がなく、子ども用のトイレが設置されている所もあるためです。外出時には、着脱しやすい服を着せるのもポイントです。
保育園・幼稚園でのトイレトレーニングはどう進める?
子どもを保育園・幼稚園に通わせている場合、家庭と園で連携し、トイレトレーニングの進め方や開始時期について確認しておきましょう。
保育園の場合
保育園によってトイレトレーニングの進め方の方針が異なります。事前にクラスの担任保育士と話し合い、練習を始める目安や時期、家庭での方針や園にお願いしたいことなどを共有しておきましょう。
幼稚園の場合
幼稚園の場合は、入園の要件として「おむつを卒業していること」を求められる場合が多いようです。入園前にトイレトレーニングが完了しているのが理想ですが、なかなかうまくいかないことも考えられます。入園前説明会や面談などの機会で幼稚園に相談しましょう。
- 「トイトレ成功の喜び」
- 先生ありがとう!
トイレトレーニングのコツ
トイレトレーニングを進めるあたり、ママ・パパにぜひ押さえてほしい3つのコツがあります。
知っておきたいトイレトレーニングのコツ
コツ①失敗は当たりまえ!命令口調や叱ることはNG
トイレトレーニング成功のコツは、「無理にさせないこと」「楽しみながら進めること」です。トイレに失敗して何度も叱ってしまうと、子どもが萎縮して「トイレは嫌な場所」と感じてしまいます。うまくできなくても焦らずに、失敗を気にせずに進めていきましょう。
コツ②明るく、楽しい声掛けで子どもの気持ちを前向きに
子どもの中には、トイレトレーニングに気が進まない子もいます。「トイレに行きなさい」という命令口調ではなく、「一緒にトイレ行ってみようか♪」と、子どもの意思を尊重しつつトイレに誘導できるような、明るく前向きな言葉をかけましょう。
また、声をかけるタイミングも工夫してみましょう。
・起床時や食事の前後・就寝前などの生活の区切りでトイレに誘ってみる
・遊びに夢中なときや不機嫌そうなときは声をかけないようにする
子どもの様子をよく観察しつつ、無理強いさせない範囲でトイレのことを知らせてあげるのがポイントです。
- 「がんばりパンツ」
- 失敗パンツじゃありません
コツ③うまくいかない時は一旦お休みしてOK
失敗が続いてなかなか次のステップに進めないときや、以下の反応が見られるときには、一旦トイレトレーニングをお休みすることも検討しましょう。
・トイレを強く嫌がる
・お漏らししてしまっても、気にする様子が全くない
・おむつを替えることさえ嫌がる
子どもの年齢によってはイヤイヤ期や赤ちゃん返りと重なって、思うようにトイレトレーニングが進まないこともあります。そんなときは時期を改めて再チャレンジしてもよいのです。また、子どもだけでなくママ自身も疲れを感じてきたら、無理せずにお休みしてみましょう。
- 「行きつ戻りつ」
- 一筋縄ではいきません!
トイレトレーニングパンツの種類・枚数
トレーニングパンツ(通称:トレパン)とは、おむつから普通のパンツに移行する間に使う専用の下着です。おしっこを吸収しつつも、パンツが濡れた感覚が伝わりやすい作りになっています。子どもはパンツが濡れた不快感を覚えると、「次はトイレでしよう」という気持ちを身につけていきます。ここでは布製・紙製のトレーニングパンツの特徴をご紹介します。
布製トレーニングパンツの特徴
見た目は普通のパンツに近く、繰り返し使うことができるトレーニングパンツです。おむつよりも濡れた感覚がより伝わりやすいのが特徴です。紙製と比べると吸収力が劣るため、服が濡れる場合もあります。股布の厚さは3層・4層・6層が主流で、層が多いほど漏れにくく、洗った時に乾きにくくなります。
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紙製トレーニングパンツの特徴
紙おむつによく似た、使い切りタイプのトレーニングパンツです。手軽に使用しやすく吸収力にも優れますが、濡れた感覚は布製に比べてやや伝わりづらい特徴があります。また、何度も使用する場合は布製と比べてコストがかかります。
トイレトレーニングのおすすめ便利グッズ
トレーニングパンツ以外にもトイレトレーニングで役立つ便利なグッズをご紹介します。
おまる
おまるは足が床につくため、姿勢が安定します。身体の小さい1歳くらいの子どもや、通常の便器に抵抗がある子どもにおすすめです。
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補助便座
補助便座は、大人用の便座に取り付けて使用します。トイレに入って服を脱ぐ→排泄する→水を流す、までの一連の動作を覚えることができます。2〜3歳頃の子どもには補助便座がおすすめです。
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絵本
トイレトレーニングを開始してすぐの頃、トイレについて勉強するためにおすすめです。トイレやおしっこ・うんちを題材とした絵本がよいでしょう。
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子どもへのごほうび(シールなど)
「トイレできたらシール貼ろうね」と、おしっこ・うんちに成功したときにごほうびをあげると、子どもにとって楽しみが生まれます。「シールを全部集めたらプレゼントを1個あげる」など、内容をアレンジすることもおすすめです。
防水シーツ、防水マット
就寝時のお漏らし対策として、寝具の上に敷いて使用します。
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防水シーツ 全面 側面完全防水 ボックスシーツ
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トイレの飾り付け
トイレの空間自体も子どもが楽しく感じるように飾り付けをしてみるのもおすすめです。好きなキャラクターのポスターを貼ったり、かわいい小物を置いたりするなど、トイレが楽しいところであることを教えてあげましょう。
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トイレトレーニングシート トーマス
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まとめ
トイレトレーニングは、明るく・楽しく!子どもの成長に合わせて無理をせず、ママ・パパと子どもが自分たちのペースで進めるのが成功のコツです。いつか必ずおむつは外れます。子どもができたら「トイレじょうずにできたね!」と褒め、一緒に成長を喜びましょう!- Post
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良かったねー‼︎
大変〜
これで安全に支障がでたら、どうするつもりなんだろうね国は、従来の10歳まででいいよ