- 対象期間
- 生後8~11か月頃
マンガ「つかまり立ち」
赤ちゃんがつかまり立ちをする時期は?
つかまり立ちはいつから?
個人差はありますが、赤ちゃんがつかまり立ちできるようになる時期は、生後8~11か月頃といわれています。厚生労働省の調査では、生後11~12か月頃までに90%以上の赤ちゃんがつかまり立ちできるようになるという報告もあります。
つかまり立ちまでの成長過程
一般的な赤ちゃんの運動発達は、お座り→はいはい→つかまり立ち、という過程をたどります。この時期は赤ちゃんの視野が広くなり、色々なものに興味津々で手を伸ばします。成長を見守りながら、家庭内での転落や誤飲の事故にも注意していきましょう。
つかまり立ちしたての頃は
最初は、足腰が不安定でぐらぐらしたり、カクッと力が抜けたりと危なっかしいもの。赤ちゃんの腰を支えて、サポートしてあげるといいでしょう。
赤ちゃんのつかまり立ちを応援!練習方法は?
ずりばい、はいはいで行動範囲が広がった赤ちゃんは、次第に手足に力が付き、台などを支えに一人で立ち上がりはじめます。つかまり立ちの時期は個人差がありますので、赤ちゃんのペースを大切にして、ゆったりと見守ってあげましょう。
赤ちゃんのつかまり立ちをサポート
もしつかまり立ちのサポートや練習をしたい場合は、こんな方法があります。
好奇心を味方につけて
赤ちゃんが立ち上がって手が届くぐらいの場所にお気に入りのおもちゃを置き、おもちゃが自分で取れるように応援してあげましょう。パーツを引っ張る・回す・音が鳴るといったような仕掛けがある、テーブル型のおもちゃやジムは、つかまり立ちを始めた赤ちゃんに最適です。
向かい合い手を持って練習
赤ちゃんの手を持って、つかまり立ちを手伝ってあげましょう。パパやママが目の前にいると、安心してつかまり立ちの練習ができますね。
足腰を鍛える
赤ちゃんの筋力を強くできるように、ベビーカーやベビーベッド、チャイルドシートにいる時間を減らして、たくさん動く環境を作ってあげるといいでしょう。
つかまり立ちからお座りに戻れない?
つかまり立ちはできたけれど、最初はそこからどうやって座ればいいのか、赤ちゃんもよくわからないかもしれません。赤ちゃんがまた座りたそうにしていたら、どうやって膝を曲げてもう一度座るのか、赤ちゃんを支えながら何度か試してみてください。ママが座り方を見せてあげるのもいいですね。
つかまり立ちを繰り返すことで、赤ちゃんはひざの曲げ伸ばしや足の指先で踏ん張る方法など、体の動きを学んでいきます。徐々に体も発達していき、つかまり立ちが安定してくるでしょう。
つかまり立ちを始めた赤ちゃんへの安全対策
赤ちゃんが成長し、出来ることが増えると同時に、思わぬ事故が起きてしまう危険も高まります。周囲のちょっとした気配りで事故の大部分は防げるといわれているので、事前に対策をしておきましょう。
こんな事故に気を付けて!
テーブルの上の物に注意
赤ちゃんにはまだ届かないだろうと思っていても、指先で触って倒してしまうなどの危険もあります。ガラスのコップ、お皿、ペンなどの先が尖ったものは、テーブルの上に置きっぱなしにしないようにしましょう。
つまづきそうなものに注意
つかまり立ちが上手になってくると、壁などを支えに立てるようになってきます。床に出してあるおもちゃや電源コード、めくれ上がったカーペットなど、赤ちゃんがつまづきそうなものはないか確認しておきましょう。
薬や化粧品、洗剤の置き場所に注意
赤ちゃんは大人が使っているものに興味津々。特に薬や化粧品、洗剤などは誤飲すると大変危険なため、置き場所に配慮して、赤ちゃんが手に取ることのないよう注意しましょう。
お風呂に注意
赤ちゃんの行動範囲が広がると、勝手に浴室へ入ってしまう危険もあります。浴槽に転落して溺れてしまわないよう、浴室に外鍵をかけておく、お風呂のお湯は抜いておくなどの対策をしておきましょう。
また、大人が洗髪中などで目を離した時に事故が起こらないよう、浴槽のふたは入浴の直前に外すようにしましょう。
ドアの開閉に注意
赤ちゃんがパパやママの後を追って、ドアの前で待っている場合もあります。ドアを勢いよく開けてしまうとぶつかってケガをしてしまう危険があるため、十分に確認してから開閉しましょう。
また、ガラスが使われている扉の場合、万が一割れても破片が飛び散らないよう、シールやフィルムを貼って飛散防止しておくことをおすすめします。
階段、段差に注意
赤ちゃんは階段の段差を利用してつかまり立ちをする場合もあります。そのまま足を持ち上げ、登り方のコツをつかむと、転落の危険が。
階段の前にゲートなどを設置し、赤ちゃんが近付けないように対策をしましょう。
転倒時にケガをしないためのアイテム
ジョイントマット
フローリングなど硬い床の場合、赤ちゃんが転倒したときに頭を打ってしまう危険があります。そんな時は、ジョイントマットを敷くと衝撃を吸収してくれるので安心です。赤ちゃんのお昼寝スペースや遊び場としても使え、必要なところに手軽に敷くことができるのでおすすめです。
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ヘッドガード
赤ちゃんが転倒したときに頭部への衝撃を軽減してくれる、ベビーヘッドガードというアイテムがあります。ヘルメットタイプやリュックタイプがあり、種類もたくさんあるので、選ぶ楽しみもあります。
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[piacere] 赤ちゃん あたま ガード ベビー ヘッドガード
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つかまり立ちしないけど大丈夫?
赤ちゃんのペースを見守って
赤ちゃんが成長してくると、ついつい周りの子と比べ、できる・できないで子育てに焦りや不安を感じますよね。けれど、運動能力は個人差が大きく、成長にもさまざまなパターンがあります。
- ・7か月でつかまり立ちができるようになる(心配ポイント:早すぎる…)
- ・お座りが好きでなかなか立とうとしない(心配ポイント:遅い…)
- ・お座りするより先に、つかまり立ちをし始めた(心配ポイント:他の子と順番が違う…)
親がつい心配してしまうポイントはたくさんありますが、赤ちゃんのタイプや生活環境などの違いによってつかまり立ちができる時期はさまざま。ゆったりと成長を見守ってくださいね。
遅すぎると感じたり、他に心配な点がある場合は、市区町村で実施される乳幼児健診や小児科で相談してみましょう。
まとめ
赤ちゃんの成長は、お座りからはいはい、つかまり立ち、つたい歩きを経て、ひとり歩きへと進んでいきます。行動範囲の広がりに合わせて、家庭内の安全にも配慮していきましょう。
また、つかまり立ちの時期には個人差があるため、つかまり立ちをしないからといって焦る必要はありません。赤ちゃんのペースを見守り、ときにサポートをしながら、成長を楽しんでくださいね。
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良かったねー‼︎
大変〜
これで安全に支障がでたら、どうするつもりなんだろうね国は、従来の10歳まででいいよ