ランドセルに入れたい!子ども用防災ポーチ
日本は災害の多い国ですが、近年は地震や集中豪雨などの自然災害がさらに増えています。 もしも、子どもの登下校中に地震が起きたら…。 いざというときのために、ランドセルに入れておきたい子ども用の防災ポーチについてご紹介します。これからの入学準備や新学期の準備の参考にしてくださいね。
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子ども用の防災ポーチはなぜ必要?
子どもだけの登下校中や習い事の行き帰りに、災害が起きる可能性も!
常に大人が送り迎えをしていた保育園・幼稚園と異なり、小学校では子どもだけで登下校することが多いですよね。学年が上がってくると一人で習い事に行く機会も増えるでしょう。
しかし、災害はいつ起きるか分かりません。子どもは成長とともに行動範囲が広がりますので、大人が直接守ることが難しいケースが増えていきます。そんなとき、防災ポーチがあると子どもの助けになってくれるでしょう。子ども用の防災ポーチを準備しよう
子どもが小学校に行くようになったら、ランドセルに防災ポーチを準備しましょう。一人で習い事に行くようになると、習い事用のバッグなどにも同じものを入れておくと安心です。
マスク 携帯トイレ アルミブランケット 使い捨てカイロ ばんそうこう(大・小) あめ、備蓄用氷糖など(糖分補給) ミニライトやスティックライト(折って使うタイプ) 圧縮コンパクトタオル お金(特に小銭を複数枚。金額はお子さんの年齢や状況に応じて) テレホンカード 親の連絡先や避難所のメモ ※必要に応じてナプキン・おりものシート、常備薬 上記を参考にしつつ、子どもに合わせて必要なものを追加してみてください。 小学生は防犯ブザーや防犯ホイッスルを身に着けていることが多いですよね。災害時にも役立ちますので、持っていない場合は防犯と防災観点から小さなホイッスルを日頃から持っておくと良いでしょう。
また、災害時は子どもも不安なもの。防災ポーチの中に子どもを励ますメッセージを入れておくのもいいかもしれません。
こそだてDAYSオリジナル「緊急れんらくカード」には必要情報とお子さんへのメッセージを記載できますので、ぜひご活用ください。 「緊急れんらくカード」を無料ダウンロードする防災ポーチはランドセルや習い事バッグに常備!
ランドセルの隙間や習い事バッグにそれぞれ常備しておきましょう。
毎回入れ替えると移し忘れてしまう可能性もあるため、ランドセルや習い事、お出かけ時に使うバッグやリュックには1セットずつ準備しておくことをおすすめします。ランドセルの隙間に1セット
習い事バッグ”ごと”に1セット
公衆電話は災害時に役立つ!
災害時、公衆電話は通信制限がかからない
災害などの緊急時に電話が混み合うと、スマートフォンや固定電話などは通信規制がかかる可能性があります。しかし、そのような場合でも、公衆電話は通信規制の対象外として優先的に取り扱われます。いざというときのため、公衆電話の使い方を理解しておくと安心です。
大規模な災害時、公衆電話が無料で使えるようになる
公衆電話は、以下の条件を満たすと無料で使えるようになります。
- 災害救助法が適用される規模の災害が発生
- 広域停電が発生するなどし、被災者の方々の通話を確保することが必要であるとNTT東日本・NTT西日本が判断した場合
ただし、NTT東日本・NTT西日本が上記の判断をするまでには多少時間がかかりますので、災害直後に公衆電話を利用することを想定して、小銭かテレホンカードを用意しておきましょう。
公衆電話の場所と使い方を教えておこう
現代では、公衆電話を使ったことがない人も多いかもしれませんね。 通学路にある公衆電話の位置を確認し、子どもに公衆電話の使い方をしっかり教えておきましょう。
10円で固定電話は56秒、携帯電話は約15秒の通話できる!公衆電話で使えるのは10円玉と100円玉だけ!
公衆電話は固定電話とスマートフォンで料金が異なります。
公衆電話から10円で話せる通話時間 固定電話 56秒(市内通話) スマートフォン 15.5秒 いまはスマートフォンに連絡することの方が多いため、10円玉や100円玉を何枚か用意しておきましょう。また、公衆電話で使えるのは、10円玉と100円玉のみ。50円玉は使えません。なお、100円玉を入れた場合、1~2分で話し終わったとしてもおつりは出ませんので、子どもにも教えておきましょう。
公衆電話の設置場所検索
お近くの公衆電話を検索できるサイトをご紹介します。 自宅や学校周辺にある公衆電話の設置場所を事前にチェックしておきましょう。 スマートフォンなどでお気に入り登録をしておくと便利です。
- NTT東日本 「公衆電話 設置場所検索」
https://publictelephone.ntt-east.co.jp/ptd/map/- NTT西日本 「公衆電話 設置場所検索」
https://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/電話のかけ方は「①受話器をとる②お金を入れる③電話番号を押す」
できれば、実際に公衆電話で電話を掛ける練習をしておくとよいでしょう。公衆電話では、以下の手順で電話を掛けます。
①受話器をとる
②お金か、テレホンカードを入れる
③電話番号を押して通話する
固定電話が自宅にあるご家庭も少なくなっており、子どもたちはスマートフォン以外での通話になじみがないかもしれません。それに、テレホンカードを使ったことがないと、どこにカードを入れたらいいか、分かりづらいかもしれません。
また、公衆電話の受話器は意外と重いもの。小さな子どもが使うには受話器やボタンの位置が高く感じる可能性もあります。一度でも公衆電話の使い方を経験しておくことで、いざというときにも落ち着いて通話することができるでしょう。以下のサイトを使って、こども一緒に公衆電話の使い方を学習するのもオススメです。
- NTT東日本「はじめての公衆電話 キッズページ」
https://www.ntt-east.co.jp/ptd/kousyukids/避難場所を家族で確認しておこう
登下校中、どこで災害が起きるかは予想が出来ません。そのため、家から近い避難場所、学校から近い避難場所を確認しておきましょう。
学校から近い場所で災害に遭ったとき、学校に戻ることが良さそうですが、近くに川があり増水の可能性があるなど、状況によっては戻らない方がいいこともあります。学校周辺に危険なポイントがある場合、その場所についても家族で話し合っておきましょう。あわせて読みたい- 子連れ防災グッズは3段階に備えるべし!いつも持ち歩きたいものをリストでご紹介
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