子どもの胃腸炎④何を食べさせる?適した飲みものや食べもの、タイミングを解説
子どもの胃腸炎時に与える飲みものや食べもの、タイミングについてご紹介します。秋冬になるとノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎が流行します。子どもが発症しても家族への感染を最小限にするためのポイントをしっかり押さえておきましょう。
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胃腸炎の時の飲みもの・食べもの
胃腸炎の子どもに水分をとらせるタイミングは?与えてもよい飲みものや食べものは?
水分補給は、吐き気がおさまってからにしましょう。
嘔吐した直後は飲んだり食べたりさせず、胃腸を休ませてあげてください。
脱水症状が心配になりますが、いきなり飲ませると嘔吐を引き起こしてしまいます。1時間後くらいを目安に、吐き気がおさまったのを確認してから、できれば経口補水液(OS-1、アクアライトORS、アクアソリタ等)などの水分を少量ずつ飲ませて、様子を見てくださいね。
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経口補水液 OS-1 オーエスワン 500ml × 6本
水分の与え方
経口補水液の場合
経口補水液は、1回5㏄(スプーン1杯程度)の量を、10~15分間隔で飲ませるところからスタートします。
少量ずつ、頻繁に与えるのがポイントです。授乳中の乳児の場合
授乳時間を1回5分くらいまでとし、1~2時間ごとに少量ずつを頻回に飲ませるようにしましょう。
水分がとれない場合は…
子どもの感染性胃腸炎は、脱水がひどくなり、入院治療が必要になる場合もあります。
少量頻回に水分を与えても嘔吐が続く場合や、水分がとれない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。固形の食事はいつから?
食べものは、水分をある程度飲んでも吐かなくなってからはじめましょう。
お粥やうらごし野菜、うらごし果物といった、消化のよい食べものを少量からスタートし、少しずつ元の食事に戻していきます。適している食べもの
- 消化のよいもの
- 母乳、育児用ミルク、豆腐、ニンジン、キャベツ、大根、りんご、バナナ、桃、野菜スープなど
- 離乳食の場合: 柔らかく、水分が多いもの
- おもゆ、味噌汁、野菜スープのうわずみなど
- 幼児食の場合: でんぷん類など
- うどんを柔らかく煮たもの、おかゆなど
避けた方がよい食べもの
- 冷たいもの、刺激の強いもの
- 炭酸飲料、牛乳、香辛料、アイスクリームなど
- 繊維の多いもの
- いも、ごぼう、わらび、海藻類など
- 脂肪分の多いもの
- 揚げ物、脂肪の多い肉、魚、卵、牛乳、バターなど
- 消化しにくいもの
- 貝類、イカ、タコ、ラーメン、漬物など
- 糖分の多いもの
- ジュース、プリン、お菓子など
※オレンジジュースのような柑橘類は、腸の動きを活発にするので与えないようにしましょう。
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味の素 白がゆ 250g×9個
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けれど、いきなりたくさん与えると逆効果の場合もあります。落ち着いて対応しましょう。脱水症状がひどい場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。