実は危険!子どもの豆の誤嚥事故に要注意
豆類には栄養がバランスよく含まれているため、毎日の食事積極的に取り入れたい食品です。けれど、乾燥している豆やナッツ類は、子どもには危険なことが多いのです。今回は豆やナッツ類を子どもに与える場合の注意点をご紹介します。
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小さな子どもにかたい豆やナッツ類はNG
大豆やピーナッツなどの豆類は、栄養価が高く、おいしく手軽に摂れる食品です。けれど、かたい豆類は子どもが誤嚥(※)しやすいため、注意が必要な食品でもあります。
食べものをかみ砕く力が弱く、喉が未発達な子どもがかたい豆やナッツ類を食べると、窒息の恐れがあるのです。5歳頃までは食べさせないようにしましょう。
※誤嚥(ごえん)
食べ物や異物が何らかの理由により誤って気管や気管支などの気道に入ること豆やナッツ類は小さく砕いて与えるのも危険
小さく砕かれた大豆やピーナッツが気道に入ると、そのまま体内の水分で破片が膨張して詰まったり、油分が溶け出して気管支炎や肺炎を引き起こしたりすることもあるため、注意が必要です。
子どもと安全に豆まきを楽しむには
- 小分け包装された豆や個包装されたお菓子を、袋ごとまく
- 大きめに丸めた紙を、豆に見たててまく
- 豆まき中は、子どもから絶対に目を離さない
- 子どもが豆などを拾って口に入れることのないよう、後片づけは徹底的に
豆は誤嚥のリスクがある5歳頃までは食べさせないか、ボーロなどのお菓子を豆に見たてて代用するのがおすすめです。
もし子どもが豆を口に入れてしまったら…
もし、子どもがかたい豆を口に入れたことに気が付いても、大人は大きな声を出さず、子どもを泣かせないようにして自分で吐き出させるか、そっと口から取り出しましょう。
豆を口に入れたままで泣いたり、驚いたり、走ったり、笑ったりすると、破片が気管に入りやすくなって、とっても危険なのです。大人はくれぐれも焦らず対応するようにしましょう。
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特に事故が多いのが、ピーナッツです。
吸い込んで気管に入らないように注意しましょう。
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