マンガ「乳歯から永久歯への生え変わり」
乳歯が抜けはじめるのはいつ頃?永久歯への生え変わり時期は?
乳歯は一般的に、生後6か月から7か月頃に生え始め、3歳頃には上の歯と下の歯が10本ずつ、計20本生えている状態になります。その乳歯は、いつ頃抜け始めるのでしょうか?
乳歯は6歳前後に抜け始める
一般的な目安として、乳歯は5歳半〜6歳頃から抜け始め、永久歯(大人の歯)への生え変わりがスタートします。小学生以上のお子さんがいるご家庭では、卒園や入学、7歳の七五三などで、前歯が抜けた笑顔の写真が残っているかもしれません。
乳歯が抜ける順番は?
乳歯は、下の前歯から抜けることが多いです。そのあとは、上の前歯、奥歯の順に抜けていくのが一般的です。
永久歯の生え始めと生え方は?
永久歯は、乳歯の下から生え始めます。永久歯はやや黄色みがかった白色をしていることが一般的です。 12〜15歳頃までには全ての乳歯が抜け、永久歯に生え変わっていることが多いですが、生える時期も順番も個人差がありますので、あくまでも目安と考えるといいでしょう。
永久歯は全部で何本?
永久歯は、全部で32本です。そのうち奥歯に生える4本は「親知らず」(第三大臼歯)と呼ばれ、人によっては生えてこない場合もあります。そのため、大人の歯の本数は人により28本〜32本で、個人差があります。
歯の生え変わり時期の疑問や注意点、受診の目安
乳歯から永久歯への生え変わりは5歳半〜6歳頃から始まりますが、時期には個人差がありますので、多少遅くても心配はないといわれています。ですが、この時期ならではの気になることも多いもの。歯の生え変わり時期の疑問や注意点、歯科医院(小児歯科)を受診する目安をご紹介します。
ママやパパが歯を抜いてあげてもいい?
永久歯の歯並びを気にして、グラグラしてきた乳歯は早めに抜いたほうがいいと考えるママやパパもいるかもしれません。しかし、乳歯を早く抜くことが永久歯の歯並びを良くするとは限らないので、乳歯を無理に引っ張るといった抜き方をするのはNG。歯根が途中で折れたり歯茎に傷がついたりするリスクがあります。歯並びや噛み合わせが気になる場合は、歯科医院で相談してみましょう。
乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた
乳歯がグラグラしているのになかなか抜けず、永久歯が乳歯の裏側や横などの違うところから生えてくることがあります。この場合は、そのままにしておくと永久歯の歯並びに影響する可能性もあるため、歯科医院を受診するといいでしょう。多くの場合、乳歯が抜けると永久歯は本来あるべき位置に移動します。
歯がグラグラしているのを子どもが気にする、嫌がるときは
乳歯の生え変わりは、多くの場合、自然に抜けるのを待っていれば大丈夫です。しかし、歯のぐらつきが気になって子どもが物事に集中できなかったり、食事のたびに痛がったりして、日常生活に支障が出るような場合は、歯科医院を受診して早めに乳歯を抜いてもらうのもひとつの方法です。
永久歯がなかなか生えてこない
乳歯が抜けたあと、永久歯がなかなか生えてこないと心配になるかもしれません。しかし、体の発育と同じように、歯の生え変わりの時期にも個人差があります。少し遅いからといって、それほど心配する必要はありません。
ただし、永久歯が生える時期の目安から半年以上遅れていたり、片側の永久歯だけ生えてこなかったりするような場合は、永久歯が生まれつき少ない「先天性欠如歯(せんてんせいけつじょし)」や、永久歯が顎の骨の中に埋まっている「埋伏歯(まいふくし)」なども考えられます。歯科医院を受診して相談しましょう。
永久歯が黄色く見える
生えてきたばかりの永久歯が黄ばんで見える場合があります。歯に何か問題があるのではと心配になるかもしれませんが、永久歯は乳歯に比べて黄色いのが普通です。歯が生え変わる時期は乳歯と永久歯が並んでいる状態なので、色の違いが目立ってしまいますが、永久歯に生えそろってくると気にならなくなる場合がほとんどです。
抜けた乳歯の保管方法
昔から日本では、抜けた子どもの歯を家の屋根に投げたり、軒下に埋めたりする風習があります。しかし、現在は住宅事情が変わったこともあり、専用のケースに入れて家で保管することが多いようです。歯を保管する場合は、しっかり水洗いしてきれいにした後、乾燥させてからケースに入れましょう。
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生え変わりの時期の歯磨きのポイント
永久歯が生えてから2〜3年間は、歯質そのものが未成熟で表面も整っていない場合が多く、また、乳歯と永久歯が混在していることで歯並びが複雑なため、虫歯になりやすい時期といえます。生え変わる時期は特に、虫歯予防のために歯磨きをしっかり行いましょう。
永久歯への生え変わり時期も大人が仕上げ磨きを
子どもが自分で歯磨きをしていても、なるべく大人が仕上げ磨きをしてあげるのがおすすめです。仕上げ磨きは、子ども自身では磨きにくい場所の汚れを取り除くだけでなく、口腔内を観察する機会でもあります。特に歯と歯の間や奥歯の噛み合わせ面などは、歯ブラシをさまざまな角度から当てて念入りに磨いてあげましょう。また、虫歯かな?と思ったら、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
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歯科医院での定期検診もおすすめ
自宅での虫歯予防も大切ですが、歯を隅々まで見てあげることは難しいものです。そこで、幼稚園・保育園や学校での歯科健診のほかに、小児歯科医院などで定期的な検診に通うのもおすすめ。歯科医院では、虫歯の治療だけでなく、歯並びや噛み合わせの確認、歯のクリーニングやフッ素塗布、歯についての悩みやトラブルを相談することもできます。また、子どもが早い時期から歯科医院に通い慣れることで、恐怖心や歯医者さん嫌いをなくす効果もあるといわれています。
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まとめ
乳歯がグラグラしてきたら、いよいよ永久歯への生え変わり期の到来です。子どもの歯は、5歳半〜6歳頃から永久歯に生え変わり始め、12〜15歳頃までに生え揃うのが一般的です。個人差があるので、この時期より遅くても早くても心配する必要はありません。ただし、乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきた、永久歯がなかなか生えてこない、生え変わりに左右差があるなどの場合は、歯科医院の受診が必要なケースもあります。 歯と口の健康は、全身の健康を保つためにとても重要といわれています。乳歯から永久歯への生え変わりに問題がないかチェックするために、ママやパパの適切なサポートのほか、定期的な歯科医院の受診も検討してみてくださいね。
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他のマンガにもコメントが届いています。
おもしろいまんがですね。
ナーイス‼️
あははははははは😂